米国の競争支えた需要の伸び 2
最初にスプリントが、全米どこにかけても平日昼間は1分間25セント、夜間、週末は同10セントというサービスを行いました。
すぐにAT&T、MCIも追随しました。
1ドル100円で換算すると、当時は日本のおよそ半額という安さでした。
消費者が戸惑うほどの多様なサービスが考え出された背景はもちろん競争でしたが・・・
こうした競争が実現できた真の背景は、価格競争を支えた需要の伸びだったことを忘れてはなりません。
まだインターネットFAXがなかった1984年の長距離電話の通話分数は1497億分。
95年のそれは4324億分です。
実に3倍に伸びているのです。
料金が半分になり、需要が3倍になれば、収入は当然増えます。
同じ期間に長距離市場の収入は388億ドルから674億ドルに1・7倍に増加しています。
料金を下げれば需要が増え、さらに値下げが可能になるという好循環を米国は実現したのです。
これがAT&T分割、競争導入の成果だというのはたやすいですが、ほぼ同じ時期に長距離市場を自由化した日本はどうだったか・・・
比較してみると明らかになります。