米国の競争支えた需要の伸び
1984年、AT&Tが分割されて、長距離市場に競争が導入されました。
これ以来、米国の長距離市場にはどんな変化が起きたのでしょうか。
・・・当時、東海岸から西海岸までの長距離料金は5分間で2ドル53セントでした。
それが5年後の89年には1ドル25セントまで約半分に値下がりしました。
その後、1ドル20セントまで下がった後、94年には値上げに転じています。
分割後5年間で価格競争は底を打ったといえます。
その間、各社はさまざまな料金割引サービスやインターネットFAXサービスを競って導入しています。
一定額以上の利用者には、そのボリュームに応じて割り引く大口割引などが、次々と導入されていきました。
MCIの「フレンズ・アンド・ファミリー」は最も有名ですが、これはよく電話する相手には最大で20%割り引くサービスでした。
割引サービス競争の結果、割引制度があまりにも複雑になりすぎ、利用者に何がほんとに自分に有利になるのか、わからないという事態を招くことになりました。
・・・こうした反省から生まれたのが全国均一料金です。